警察学校入校時に、スマホ等のメールや画像は見られるのか、その疑問について解説します。
スマホ等の中身は見られない
スマートフォン等は、 警察学校入校時に教官へ預けることになります。
そして、預ける際に気になるのが中身を見られるかどうかだと思います。
結論から言うと、スマホ等の中身を見られることはありません。
職務質問などでも強制的に携帯をみたり身体検査しないのと同じで、警察学校でも不当な行為はできません。
それでも、「本当に見られていないの?」と思う人もいると思いますので、入校中に見れていないという根拠を説明していきます。
スマホ等を見られていない根拠
実際に見られた形跡がないか確認した
私も警察学校へ入校したときに、預けたスマートフォンの中身が見られるのか気になり、いじった形跡があるかわかるように罠をしかけてみました。
その結果、いじった形跡はみられませんでした。
どんな方法で検証したか紹介します。
指紋で確認
教官に預ける際に、袋に密閉状態で提出だったため、スマホの全ての指紋をふき取り、画面の1箇所だけにわざと指紋を残しました。
そうすることで、誰かが袋から取り出した、あるいは取り出した後に証拠隠滅のため指紋をふき取ったということが分かる状態にしました。
そして、スマホが手元に戻ってきたときの状態は、指紋が少し消えかけた状態でしたが、特にふき取ったり触ったりしたような痕跡はありませんでした。
また、手袋履いて操作した痕跡も見られませんでした。
電池残量を調整した
提出の際に、残量を15%程にして電源を落としました。
そうすることで充電されていたり、電源がなくなったりしたらわかるようにしました。
結果は、5%くらいに減っていましたが、電源を落としていても充電はなくなるため、指紋検証と併せてたぶん見られてないかなーくらいの結果でした。
それでもケーブルで接続してみたという可能性も少なくなったとは思います。
権限がなく正当な行為ではない
たとえ警察官であっても、プライバシーは存在し、入校中だからといって人権が侵害されることはありません。
そのため、犯罪・違反もしていない新人警察官のスマホを勝手に調べる行為は、正当性もないため、教官であっても行いません。
これは現場の警察官が、令状もなく違法捜査を行っているのと同じ行為であり、警察官のお手本として示しがつきません。
教官にメリットはない
勝手にスマホ等の中身を見る行為は、教官にとって全くメリットがなく、むしろリスクしかありません。
今はいろんなスマホのアプリなどもあり、勝手に操作などしたのがばれる可能性もあります。
そんな問題になるリスクを冒してまで得るメリットはないのです。
そもそも時間がない
教官も暇ではありません。
入校生全員の携帯を証拠を残さずに調べ上げるのは、かなりの労働となります。
教官も忙しいので、そんなメリットもない労働をする時間なんてないはずです。
安心して過ごそう
もし、仮にスマホの中身が見られてまずいものが見られてしまっても、勝手に見たから判明したなんて言えませんので退職になったりすることはありません。
そのため、安心して預けて良いでしょう。
ただ、警察官としてまずいものが入っているのであれば、後にトラブルが起こる可能性もありますので、トラブルの種は根絶しておきましょう。
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