身長や視力等が基準に満たない場合、警察官になれないのか等、採用への影響について解説します。
身体基準とは
身体基準とは、警察官になるために必要な身体的な基準の事であり、自治体ごとに身長や体重、視力、年齢などの基準が設けられています。
また、基準内容が「おおむね」とされているところであれば、基準を満たしていなくても警察官になることができます。
実際に私の周りでも、基準を満たしていなくても警察官になっている人はたくさんいました。
そのため、身長や視力が基準に満たしていないから不合格!ということはありません。
また、近年身長・体重基準の撤廃がかなり進んでおり、秋田県警などのように平成30年は基準があったが平成31年(令和1年)からなくなったというところも増えています。
今現在は、身長・体重などの基準があるところでも、次回から撤廃されているかもしれないため、身体基準で警察官をあきらめるのはまだ早いでしょう。
ちなみに私がいた北海道警察は、身長・体重の制限はありません。
身体基準が設けられた理由と撤廃理由
身体基準が設けらている理由は、危険な現場で活動し、体力が求められるからです。
身長・体重値が低いということは、「弱そう」と犯人に思われ、さらに危険が生じます。
筋肉の長さによって発揮する筋力はおよそ決まっており、細くても身長が高ければ力が強かったりします。
そのため、背が高いということは、パワーでも有利になるのです。
ではなぜ、身長・体重の基準が撤廃され始めているかというと、少子高齢化の影響や志望者の減少が大きな原因です
志望者減少の原因の1つが、身体基準にもあると考え、身長・体重基準を撤廃したところが多いようです。
警察官の身体制限
警察官になるために定められている身体条件例を紹介します。
受験資格は最長35歳まで!
受験資格のある年齢は、都道府県によって異なります。
上限が29歳のところもあれば、35歳のところもあるようです。
北海道警察の受験資格者は、18歳以上33歳未満となっています。
身体基準に満たなくてもあきらめない!
身体基準は、「おおむね」と表記されている地域であれば、基準に満たなくても合格することができます。
また、「おおむね」と表記されていないところでも、身体基準の撤廃は進んでいるため、次回から無くなっている可能性もあります。
警察官は身体基準よりも、優秀な人材を求めている傾向にありますので、あきらめないで頑張ってください。
むしろ不合格になる理由としては、試験対策不足であったり、面接の失敗等の方がはるかに多いため、しっかり対策を行うようにしましょう。
採用試験対策
警察官採用試験対策は、私の実際の経験や情報をもとに書いた下記の記事をご参照ください。
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