警察学校にはどんな規則があり、制限されているのかを紹介していきます。
規則違反は連帯責任or自主退職
警察学校では、様々な厳しい規則がありますが、違反した場合には仲間を巻き込んだ連帯責任、あるいは自主退職となることが多いです。
連帯責任には、外出・外泊禁止などもあるため、巻き込まれた人にはかなりきついペナルティとなっています。
外出・外泊の制限
最初の1ヶ月は外出・外泊禁止
地域のよって差はありますが、最初の1ヶ月は外出・外泊ができない学校が多いようです。
そのため、外の情報がシャットアウトされ、新しい世界での生活が始まります。
※最初の1ヶ月間の生活については、下記記事に記載してありますので、これから警察官を目指す方はご参照ください。
申告が必要
外出・外泊が出来るようになってからは申告が必要になります。
外出・外泊は、入校中の警察官にとって、最大の楽しみといっても過言ではないくらい貴重なため、連帯責任で外禁にでもなれば、相当恨まれることは覚悟してください。
また、警察学校にいる間は、実家であれば比較的自由に外泊できますが、現場に出てからは外泊の許可が下りないことがたくさんあります。
外出はスーツ
外出時の服装はスーツの着用が規則となっている学校が多いです。
そのため、5月頃から坊主頭や短髪のスーツ姿をした集団がたくさん現れるでしょう。
しかし、最近では、外出時の服装を私服にしているところもあるようです。
携帯電話等の禁止・制限
スマートフォン等は入校時に教官に預けることになります。
そしてほとんどの学校は、最初の1ヶ月スマートフォン等を使用することができません。
1ヶ月経過すると、週末に返却されて使用することができます。
※預けたスマホが勝手に見られたりしないか気なる方は下記の記事をご参照ください。
身だしなみ
髪型や化粧
警察官の髪型は男性は黒の短髪、女性は黒のショートヘアが基本であり、薄い化粧であれば入校中も可能となっています。
警察官の髪型や化粧の詳細については下記記事に記載しています。
ネクタイ
交番にいる警察官たちの制服を注目してみて頂ければわかると思いますが、警察官のネクタイは必ずビシッと綺麗に結ばれています。
これは警察学校時代に綺麗にネクタイを結ぶように、うるさく指導されてきたからです。
結び方は”ウィンザーノット”という結び方です。
制服やシャツのアイロンがけ
制服やシャツのアイロンがけ徹底させられ、しわがあると厳しく指導されます。
特に通常点検等の行事の際には、完璧な状態が求められるため、不安になりがら準備したりします。
手入れについては、自分でアイロンをかえけても良いし、クリーニングに出しても良いです。
警察学校にいる専属のクリーニング屋はボロ儲けですよ。笑
靴
制服同様に、靴磨きに関しても厳しく指導されます。
警備用の靴など複数の靴がありますが、全てピカピカに磨かなければいけません。
靴はきちんと磨いていないと確実にばれます。
靴1つでも、相手がどんな性格なのか判断する材料の1つになるため、今でも私は初対面の人の靴を必ず見てしまいます。
貸与品等の装着
警察官はとにかく身だしなみにも厳しく、貸与品等の正しい位置での装着が出来ていなければ指導されます。
これは本当に初歩的なもので、覚えてしまえば全く問題ありませんが、最初のころは指導される人もいるでしょう。
男女交際禁止
良く違反してしまう人がいますが、警察学校では男女交際は禁止です。
また、異性と過剰に親しくしたり、連絡先の交換をしたりする行為も違反対象となります。
もちろん違反した人はペナルティが課せられます。
自動車運転禁止
普段から車を乗っていた人には意外と辛いのが、入校中における自動車運転の禁止です。
週末に実家に帰ってきて、ドライブに行くなんてことは絶対にできません。
自分が原因で事故を起こさなくても、追突される可能性もあるため、規則は守って運転はしないようにすることをおすすめします。
細かい規則は多い
上記で挙げた以外にも、細かい規則はありますが、サンダル使用可能区域など、大した内容ではないので省略させていただきます。
ただ、規則は違反するとペナルティが課せられので、警察官になったからには規則遵守を心掛けて生きていく必要があります。
これらの規則に耐えていく自信がない人は、いつか不祥事を起こす可能性もあるため、厳しい目で見られることになるでしょう。
規則は厳しくないが勉強や生活が大変
上記にあげた規則をみてわかるように、それほど厳しい規則はあまりありません。
規則よりも、勉強や集団生活などのほうが大変です。
私の警察学校での経験をもとに、これから警察官を目指す方たちのために、少しでも役立てるような内容を考えて記事を記載していますので、よければご参照下さい。
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