警察官と一般人を経験してわかった世間が警察官を嫌いな理由を解説します。
警察官が嫌われる理由
警察官が嫌わる理由は、大きく分けると、警察官自身の問題・違反者たちの逆切れ・ 嘘や盛った体験談によるSNSの影響の3つに分けられます。
それでは、それぞれの原因を細かく解説していきます。
警察官自身の問題
①警察官の人間性の問題
警察官が嫌われる理由の一つとして、警察官の人間性にあります。
全ての警察官ではありませんが、横柄な態度や威圧的な態度の警察官、ストレートに物を言う警察官など、一般人を不快にさせる警察官が一部います。
また、道交法違反などの軽い違反者や常識に欠ける人を見下す警察官がいるのも事実です。
これが良いか悪いかは別としてひとつ言えるのは、警察官は犯罪者にはとにかく厳しいです。
②警察官の不祥事
警察官の不祥事が多く報道されるようになり、毎年のように逮捕されている警察官がいます。
犯罪者を捕まえる立場の人間が、犯罪を犯すことなんて絶対にあってはならないことです。
そんな当たり前のことは多くの警察官もわかっているし、厳しく指導や対応をしているのですが、なぜか数人の犯罪者が出てしまうようです。
当然、税金まで払っている一般人からすれば、不満がでます。
③立場上風当たりが強い
警察官という立場は、当然犯罪者を捕まえる立場のため法律を犯すようなことはあってはなりません。
しかし、無知によりミスを犯す人や、悪質な不祥事を起こす人がいるのは事実です。
こういったことが1件でもあると、警察官全体という印象になるため警察官に対する不満が高まります。
違反者たちの逆切れ
①軽微な違反者は不満をもつ
歩行者の信号無視や運転中の電話など、軽微な違反が法律に触れているという自覚がない人が多く、注意されるだけで逆切れしたり不満を持つ人がたくさんいます。
警察官からすれば、法律に定められていることを優しく注意しているつもりでも、注意された人は「これくらい別にいいだろう!」と不満を持つ人が多いです。
また、「ねすみ捕り」などによって捕まった道交法違反者は、多くの人が逆切れします。
違反をしたことを反省しなければいけないのに、共感して文句を言っている人達をみると、今後も事故による不幸は根絶できないのだろうなと痛感させられます。
これらの法律に対する認識の違いから、警察官を嫌う人が多いです。
②法律を知らないが故に嫌う
日本は法律国家であるため、警察官も法律に基づいて職務を執行します。
しかし、警察官職務執行法や刑法など、法律の知識がないため、警察官のやり方に不満を持ってしまう人が多くいます。
職質においても、よく「任同だろ?不当だ!」なんて言いますが、結局は正しい知識がない人がごねてるだけで、警察官のやり方は間違っていなから何もできずに文句だけ言いふらすしかないのです。
職質なんて、何もしていなければすぐ終わるのに、そこで非協力的になるから長引いたり強く迫られたりするのです。
職質を嫌がる=何か隠しているかもしれない=深く追求する。当然の流れです。
職質は治安を守るためにも重要だからこそ、法律に明記されているのであって、これをやらなければ、犯罪や未解決事件は増えます。
また 、警察官は法律に則って職務を執行するため、当然できないこともあります。
それを知らない人たちは、「警察官はなにもしてくれない」と文句をいいます。
法律国家である以上、「知らない」では自分を守れないので、正しい知識を身に着けることが大事です。
③悪事を働く人は嫌う
学生の頃にも理不尽に教師たちに逆切れしていた人とかいたと思いますが、対象が規則から法律、教師から警察官に変わっただけで 社会にもそういった人はたくさんいます。
そのため、何度も警察官と関わってきたオラオラ系の人たちからは、絶大な不人気を誇ります。
SNSの影響
①事実の体験談による影響
すごい態度の悪い警察官やお粗末な警察官が、被害者や一般の方に不快な思いをさせたりすることがあります。
例え件数は少なかったっとしても、こういった体験談がSNSやテレビで放送されることによって不信感を持つ人達が増えます。
②嘘の体験や盛った話による影響
SNS普及したことにより、嘘の体験談や盛った話を鵜呑みにして偏見を持っている人が意外と多いです。
明らかに投稿者が悪いだろうといった内容でも、悪く書けばそれを見た人は無意識に嫌悪感は抱くようになるし、便乗して嘘の体験談を書いている人もいます。
その人自身が何かされたわけではないが、情報に流されて警察官が嫌いという知り合いもたくさんいました。
また、偏見を持っているせいで、非協力的な態度に出てくる人も多かったです。
警察官は不祥事をなくさなくてはならない
警察官は嫌われています。
職業柄、好かれるのは難しいと思います。
ただ、好かれる嫌われる以前の問題として、警察官は不祥事を完全になくさなくてはいけないということは間違いありません。
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