ネット上では、身辺調査により前科がある人や身内に犯罪者がいる人は警察官になれない等の情報を目にしますが、これらはデマです!
その情報が嘘である根拠や正しい情報について解説していきます!
ネットの情報は嘘!
ネット上では、よく「前科がある人はなれない」、「身内に犯罪者がいる人はなれない」等と断言している人が多くいますが、これらの情報は正しくありません。
なぜなら、実際に前科がある人や身内に犯罪者がいる人でも警察官になっている人がいるからです。
正しい答えとしては、”前科者や身内に犯罪者がいる人は、警察官になれる可能性もなれない可能性もある”です。
例えば、凶悪な犯罪や暴力団関係者であれば警察官にはなれないでしょう。
私的な考えになりますが、採用担当者は前科者等が警察官になることで警察組織が不利益になるかどうかというところを考えているように思います。
特に警察組織に影響がなく、軽微な前科を上回る能力ややる気等があれば、受かる可能性もあるでしょう。
ネットにある不明確な情報によって、警察官になることをあきらめる人が出ないように私が知っている情報と解説をしていきたいと思います。
知らない人に「あなたは警察官になれません」って言われて簡単にあきらめる必要はないですよ!
ちなみに、自治体に問い合わせても明確な回答は得られないでしょう。
ネットの情報が嘘である2つの根拠
①情報を発している人は無関係者
ネットで「警察になれない」と断言している人は、そもそも警察官でもなんでもない人がほとんどです。
また、採用基準の情報を知っている警察官も一部の者であり、元警察官の私自身も明確な情報はわかりません。
そんな一部だけが握っている正しい基準や情報を、一般人が簡単にわかるはずがないのです。
おそらく、試験すら受けていない人が無責任に情報を流しているだけなので、
②実際に不利な状況でも警察官になった人がいる
実際に、前科がある人や身内に犯罪者がいる人でも警察官になった人はいるため、ネットの情報は正しくないことになります。
しかし、前科等は不利な状況には絶対になるため、試験合格の難易度は上がるでしょう。
そもそも普通の人でも試験に受からない人はたくさんいるため、前科以外の問題で落ちている人もたくさんいるはずです。
前科とそもそも試験に受からないことは別問題だということを理解し、ハンデを消すくらいの対策を頑張りましょう。
一応試験対策として、私が1発で警察官採用試験に合格したときのオリジナルの対策方法を記載しているので、周囲と差をつけたいと考えている方は下記記事をご参照ください。
身辺調査に自信がない方への情報
親族に犯罪者がいる人
まず警察官になる上で、身辺調査はあります。
実際にどこまでの血縁を調べているかはわかりませんが、身辺調査を行って、親族の犯歴等を調べたりします。
そこで親族に犯罪者がいた場合、絶対に警察官になれないのかというと、そうとも限りません。
正直、正確な情報は公開されないうえに内容によって判断が変わるので、”なれる可能性もなれない可能性もある”というのが知りえる最高の情報ということになります。
私から言えるのは、身内に犯罪者がいても、「100%無理だからあきらめる」という必要はないということです。
警察官になれない人
人の命を絶つような凶悪犯や暴力団関係者は、ほぼ警察官になることはできないでしょう。
そもそもそんな人は、警察官になろうとはしないと思いますが。
道交法違反をしても警察官になった人はいる
結構気にする方も多いと思いますが、速度超過(スピード違反)などの道路交通法違反者が、警察官になれるかについての答えは、軽微な違反であれば可能です。
実際に私も試験直前に違反しましたが、問題なく警察官になることができました。
また、数回の道交法違反した知り合いは、何回か落ちていますが、最終的に警察官になりました。
不合格の理由が、違反かどうかはわかりませんが、違反歴があっても警察官になれたことは事実ですので、免停にならない程度のものであればあきらめる必要はありません。
ただ、度重なる違反は、警察官になってからも違反をし、不祥事のリスクが高い人間と判断されてしまう可能性はあります。
また、免停となるような違反については、かなり厳しくはなると思いますが、絶対になれないという情報はないです。
しかし、何度もこういった違反を繰り返す人はそもそも警察官に向いていない可能性が高いです。
どうしても警察官になりたいという方は、違反以上の能力ややる気が求められるでしょう。
前科は数年で消えても警察の情報からは消えない
前科は、内容に応じて数年で消えますが、警察の情報の中からは永久に消えません。
そのため、過去に何をしたかは、警察官にはすぐにわかってしまいます。
ネットの情報は鵜呑みにしない
ネットの情報は信憑性がない情報が多いため、鵜呑みにしてはいけません。
警察官になりたくて本気で悩んでいる人に、適当な情報を与えて挫折させるのは非常に身勝手な行為だと思います。
過去のハンデや身内のハンデがあっても本気で警察官になりたいと考えている方は、努力次第では警察官になれる可能性はあります。
そんな方たちのためにも、少しでも力になれるようになるべく役に立つような情報を記載していきたいと思います。
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