職務質問は任意だから拒否できる?職質のルール教えます!

警察官が行う職務質問について、正しい知識や対応をお教えします。また、任意なのになぜ半強制的に調べてくるのか、違法ではないのか等、職質の疑問についても解説していきます。

職務質問とは

職務質問とは、何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者などを停止させて質問をすることです。
これらは警察官職務執行法第2条に基づいて行う任意の行為です。

職務質問から発覚した犯罪は、年に数万件あり、重要な捜査の端緒(解決の糸口)となっています。
そのため、犯罪を取り締まる上では欠かせない行為です。

任意だから拒否できる?

まず多くの人が気になる「職務質問は拒否できるのか」という質問の答えは、”拒否できる”です。

ではなぜ、警察官は拒否されても職質を続けるのかというと、任意とは拒否したからといって自由にできる決定権があるわけではないからです。

もし「職質を拒否します」で自由にすることでき、これ以上警察官に調べられなくなるのであれば、職質で捕まる犯罪者はほとんどいなくなってしまいます。

強盗事件があって、近くに大金を持った怪しい人がいたから職質したけど、拒否されたから自由にしましたなんておかしいですよね。

職務質問は法律的には拒否できますが、警察官の認識としては、「拒否する」=「やましいことがある」=「調べなければ!」となりますので、身の潔白を証明せず立ち去るのはほぼ不可能というのが現実です。テレビ番組などでも、しぶとく警察官が職務質問している姿がよく放送されています。

もし、急用がある場合には、急いでいることを伝え、素直に協力することが最短になります。
拒否しても詰められ、逃げても追われるので余計に長引いてしまいます。

強制はできない

職質から逃げることができないのはわかっていただけたかと思いますが、職務質問には強制力がないのは事実です。
強制力とは、相手の意思に関係なく無理にさせることを言います。

例えば、相手の袖を無理矢理まくりあげる行為や鞄・財布などの所持品を勝手に取り出す行為、腕を掴んだりして相手の身体の自由を奪うような行為などは強制的に行っていることになります。

ただし、相手が逃走しようとしたときに腕を掴んで止めるなどの行為は、条文に「停止させて質問することができる」とあり、 過去の判例などからも、 強制にはなりません。

間違った任意の主張

職質中に、よく「任意だろ!」と怒鳴り散らす人がいますが、これは薄い知識を使ったちょっと恥ずかしい抵抗です。
現に警察官が不正に職務質問をしたなんてほとんど聞いたことがないと思います(ないわけではありません)。警察官嫌いが先行して、意味もなく非協力的になると余計に時間がかかってしまうので大人しく協力的になるのが賢いやり方です。

その上で、警察官の態度が悪かったり、不当な職質であった場合は、通報してやりましょう。通報した人が正しければ、その警察官は処分対象となりますので。

場所を変えることもできる

交通の妨害や職務質問された人に不利益が被る場合には、交番や警察署など、場所を変えることもできます。

たまに、人に見られたくないという人もいますので、その場合は場所を変えるように警察官に要求することができます。

悪質You Tuber

最近よくみられるのが、再生数を稼ごうとして、悪質な動画投稿をするユーチューバーです。
わざと不審な点を用意して動画を撮影したりする人などもいますが、これらは偽計業務妨害罪にあたる場合があります。実際に逮捕された人もいます。

ただ、警察官の違法な職務質問を証明するためにスマートフォン等で撮影する行為は、自身を守るために有効だと言えるでしょう。

高圧的な警察官

職質において警察官が高圧的に感じる理由が2つのあるので解説していきます。

1つは、本当に警察官が高圧的だったという場合です。
30万人いる警察官の中には、高圧的な警察官は少なからず存在します。

その理由としては、心のどこかで人を見下していることや悪気はないが元々が高圧的な話し方の警察官だったというのが考えられるでしょう。

これらは、国民が求める改善しなければいけない警察官の課題とも言えます。

2つ目は他人が体験した話や動画を見て高圧的だと判断している場合です。
そもそも職質を受けたことがある人の割合は2~3割というデータもあるようで、基本的には誰かが言っていることに便乗している場合が多いようです。

アップロードされている動画をみると、途中から撮影された物が多いです。この場合だと、そこまでの経過が分からないため、警察官がいきなり高圧的に職質してきたように感じます。


たしかに、態度が悪くて不快な思いをさせる警察官もいます。


しかし、多くの警察官の職質の入り方は、「こんにちは~」と柔らかく話しかけてきます。そして協力して身の潔白を証明してくれれば、「ごめんなさいね、ありがとうございます。」といった感じで終わります。


この時に、職質された人自身の態度が悪く、非協力的だと、警察官もなにかやましいことがあると疑い、強めな対応へと変わっていきます。
これは、罪を犯しているかもしれない人を相手にするので、当然の対応です。
もし、ここで犯罪の疑いがあるのに優しく対応していては、本当に犯罪者だったときに逮捕できなかったり、なめられて危険が及ぶ可能性も増えてきます。

動画ではこの経過がないため、多くの人がいきなり高圧的な態度で職質してきたように感じてしまうのです。

拒み続ければ令状待ちになることも

職質は任意なので拒否はできますが、基本的に警察官の職質から逃げ出すことは難しいです。

それでも職質を拒み続ければ、令状請求をして強制的に捜査される場合もあります。

不当な職質は通報して良い

職質をされた際に、警察官の態度が悪かったり違法な職質だったと思った場合は、110番通報しても問題ありません。
また、スマートフォンなどで動画撮影し、後日提出するという方法もあります。

違法捜査などが認められれば、その警察官は処分されます。

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