「火をつけてもいいんだぞ」中学校に放火ほのめかす電話で逮捕!

令和2年1月27日午前9時頃、無職の59歳男が札幌市の中学校への放火をほのめかす電話を教育委員会にしたとして、威力業務妨害の疑いで逮捕された。

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概要

令和2年1月27日午前9時頃、白石区に住む無職の59歳男が札幌市の中学校への放火をほのめかす電話を教育委員会にしたとして、威力業務妨害の疑いで逮捕された。

男は上記時刻、札幌市教育委員会へ「近くの中学校のチャイムがうるさい。うちにはガソリンがある。これをばらまいて火をつけてもいいんだぞ。学校にまき、皆殺しにしてもいいんだぞ」などと40分にわたって電話をしていた。

男は電話で自分の名前を名乗っていたため、警察は名前から人物を特定し、自宅にいた男を逮捕した。男は容疑を認めている。

警察は、男に放火の意思があったかなどを調べている。

管理人の解説

今回の事件で逮捕された威力業務妨害とは、文字通り脅迫的な業務妨害のことを言います。
爆破予告なども威力業務妨害にあたります。
また、近年ではSNSへの書き込みによる事案も増えています。

似た法律としては、警察官がよく使う公務執行妨害があります。
こちらは職務を執行する公務員に対して、暴行や脅迫行為をした場合にあたります。
公務員なので市役所の職員などにも該当するのです。

警察官の現場で公務執行妨害というのはよく使われますが、「ちょっと蹴られたから公務執行妨害で逮捕した」みたいな事案は、正直警察官として恥ずかしいことでもあります。
これは、場合によっては不注意で相手に攻撃されるような状況にいたことなどが考えられたりするため、警察官としての能力の低さを表すことになるからです。

特になにも考えずに公務執行妨害で逮捕する警察官もいますが、実は変な内容での公務執行妨害は恥ずかしいと考えている警察官も少なからずいるのです。

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