【警察学校の訓練】実際の訓練内容について紹介。

警察学校入校中に行う実際の訓練内容を詳しく紹介していきます。

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警察学校における訓練

警察学校に入校した後は、卒業するまで毎日訓練を行います。訓練には術科訓練や救助訓練、自主トレーニング等があり、資格を取得したりもします。

術科訓練

入校して最初の1ヶ月間の生活が過ぎる頃には術科訓練が開始され、卒業まで毎日のように訓練を行います。

柔道と剣道は、どちらかを選択することになります。

柔道・剣道の選択に迷っている方はこちらをご参照下さい。

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訓練が始まると筋肉痛や怪我・アザ等は日常茶飯時のため、文系の人にはかなりきついでしょう。

柔道

柔道訓練の流れを説明していきます。

①受け身

入校して最初は、受け身の練習から始まります。初心者には受け身から手こずる人も多く、試験の内容の1つにもなります。入校生でも柔道有段者は指導側に回ります。

②寝技や投げ技の基本練習

受け身が一通り身に付き始めたら、寝技や投げ技の基本の練習を開始します。初心者が抑え込みや型の練習をひたすら行うと、かなりの体力を消費して全身筋肉の日々が始まります。

③組手

ある程度の技を覚えたら、組手形式でひたすら練習していきます。この組手は、スポーツをやっていた人でもかなり疲労します。

首から足まで全身の筋肉痛に襲われ、他の授業にも影響するようになります。

④試験

受け身等、成績に影響する実技テスト行います。

⑤班対抗の夏季特別術科訓練

8月頃には、各班対抗の試合があります。各班から代表5人ずつ選抜して試合を行います。気迫にみちた、非常に暑い試合となります。

⑥卒業まで訓練

夏季特別術科訓練が終わったら、卒業までひたすら訓練となります。

剣道

正直、私は剣道経験もなく、柔道を専攻していたため、詳しくはわかりませんが、知っている情報だけお伝えします。

①剣道着や袴の着方

剣道は作法に厳しく、正しく袴などを着ていないと厳しく指導されます。初心者には素早く正しく行うことは難しいため、個人練習も必要になるようです。

練習時に出来るようになっていなければ、指導が入り、全体にも迷惑がかかってしまいます。

②礼法の動作

剣道着の着脱と同じように、礼法の動作を身に付けます。

③試験

柔道と同じ時期に、これまで学んだ動作などの試験があります。

④ 班対抗の夏季特別術科訓練

柔道と同じ時期に夏季特別術科訓練が行われます。北海道警察であれば、1階で柔道、2回で剣道の試合が行われ、見学者はどちらも見に行くことができます。

⑥卒業まで訓練

柔道と同様に夏季特別術科訓練が終わったら、卒業までひたすら訓練となります。

逮捕術

逮捕術は、全ての警察官が行う訓練です。犯人を制圧する際の技術や間合いの取り方などを学び、実査に手錠やさすまた等を用いて行います。

また、防具を装着して素手や武器を使用して試合形式で行うものがあります。この試合形式で行う逮捕術は、全国の警察官と行う大会もあります。

 

逮捕術は、現場で命を守るためにも必要な訓練ですので、しっかり学んでおきましょう。

拳銃訓練

拳銃訓練は、厳しい監視と指導のもと行われます。扱い方を学び、実際に射撃も行います。

また、現場での適性な使用要件なども学びます。

日本では、海外とは違い、現場で発砲したという例はかなり少ないですが、いざという時のためにしっかり訓練をする必要があります。

術科特別訓練員(特練)

術科特別訓練員とは略して特練とも呼ばれ、柔剣道や拳銃、逮捕術等の術科において、優秀な成績の物がなることができます。学校を卒業したあとに特練員になったものは、より専門的に訓練を行い、試合にもでます。

その他の訓練

救助訓練

水中の救助訓練や人名救助訓練等があり、救助の資格も取得します。

日常にも役立つ訓練となっています。

警備

テレビ等でも良く警察官が盾を持って訓練しているのが、この警備訓練です。他にも教練(部動の動き方や指揮の取り方)等もあります。

自主トレーニング

自主トレーニングではランニングや筋トレが行われます。 夕方以降、警察学校の周りを見ると、良くジャージで走っている人達を目にすることができます。

私の場合は、仲間と1㎞4分くらいのペースで5~10㎞を走ったりしていました。

卒業する頃には別人に

警察学校の生活は、異常に濃い生活となるため、6ヶ月あるいは10ヶ月でもかなり長く感じます。  

そしてその密度の濃い生活は、今まであまり運動していなかった人たちも強制的に訓練させられ、卒業時には体形の変化や技術的向上等、別人のように成長する人も多いです。

 

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