令和1年9月、宮崎県警生活安全課の巡査長が職務で知り得た女性宅を訪れて抱きつき、キスなどを使用としたとして、強制わいせつ未遂で書類送検された。
概要
令和1年9月、宮崎県日南警察署の生活安全課巡査長が職務上知り得た情報で女性宅を訪れ、女性に抱きつき、無理矢理キスなどをしようとしたため、強制わいせつ未遂の疑いで同月29日に書類送検された。事件の翌日にも、被疑者の所有する車の中で同様の行為をした疑いがもたれている。
事件は被害者の知人が警察に相談したことで発覚し、調べに対して被疑者は、「女性に好意があった」と容疑を認めている。
被疑者の巡査長を減給3か月の懲戒処分とし、そのまま依願退職した。
管理人の解説
今回の事件はポイントは、職務上知り得た情報を使って事件を起こした事と書類送検とされたことです。
警察は、特殊な組織であり、多くの人の個人情報を扱っているため、今回のような事件を起こすと、国民は警察官に対しての信用を無くします。
自分の個人情報を警察官自身によって悪用されるなんて、恐ろしい話ですよね。
もちろん、全ての警察官が悪用したりするわけではないですが、一部の警察官の中に今回の被疑者のような人がいると考えると、とても不安に思います。
このような個人情報に関する不祥事は、住民が非協力的になってしまう原因の一つでもあり、災害時などにも役立つ巡回連絡カードの作成などにも影響がでます。
個人的な意見にはなりますが、個人情報の管理については、警察官よりも一般企業の方が甘いところが多く、実際に不正に利用している人もいるため、世の中簡単に信用ができないと感じています。
ちなみにちょっと言葉が似ている「強制わいせつ」と「公然わいせつ」の違いについて簡単に説明します。
強制わいせつは、性的羞恥心を害する行為で、体を触るなどの行為のことです。今回のように無理矢理キスやハグをする場合にも強制わいせつとなる可能性があります。
それに対して公然わいせつは、不特定多数の人がいる場所で陰部を露出することです。
言葉は似ていても、意味が全然違ったりします。
今回の不祥事は、逮捕の必要性がないと判断されたため、書類送検となっています。
※一応説明すると書類送検は罪に問われないというわけではありません。書類送検については下記記事をご参照ください。(約30秒で理解できます)
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