警察官になるために必要な条件や資格はあるのか、その疑問について解説していきます!
警察官は資格がなくてもなれる!
結論から言うと、警察官は資格がなくても、警察官採用試験に受かれば警察官になることができます。
そのため、警察官になるために大事なのは資格よりも、警察官採用試験の対策になります。
ただし、視力など身体的条件はあります。
警察官になってから必要な資格や、必然的に取っていくことになる検定、試験に有利になる資格などもあるので紹介していきます。
警察官になってから必要な資格
普通自動車第一種免許
警察官は職務上パトカーを運転するため、女性であっても自動車の免許が必要になります。そのため、普通自動車免許を持っていない人や、AT限定のひとは警察官になってから取得しなければいけません。
できれば、警察官になる前に普通自動車免許を取得しておく方が良いでしょう。
無線従事者免許証
警察官の職務は、無線を使って連携を取りながら行います。その無線を使用するのに必要な資格が無線従事者免許証です。そのため、この資格は警察学校入校中に全員が取得することになります。
全警察官がきちんと携帯しているかは別として、本当であれば無線を使用する人は、無線従事者免許証を携帯しなければいけませんので、これから警察官になるひとは、警察手帳にでも入れて、携帯するようにしましょう。
赤十字救急法救急員・赤十字ベーシックライフサポーター
赤十字救急法救急員や赤十字ベーシックライフサポーターは、警察学校入校中の授業の内容にもなっており、心肺蘇生法や応急手当などの訓練を行って試験を受けます。そのため、ほぼ全警察官が取得することになります。
逮捕術・柔道・剣道
警察学校入校中に行う術科訓練であり、逮捕術と柔道、あるいは剣道の検定を受けることになります。卒業項目として必要にもなってくる内容です。
柔道・剣道であれば、初心者でも早ければ入校中に初段を取ることができます。
柔道であれば、半年間の入校中に初心者が初段を取れる割合は、おそらく4分の1くらいだと思います。もし、警察学校入校中に初段を取れなくても初任補修科として再度入校したときや卒業後にもチャンスはあります。
警察官に必要な身体的条件
北海道警察官になるために定めらている身体的条件ですが、他の地域でもほぼ同じです。
年齢
- 18歳以上33歳未満であること。
視力
- 両眼とも裸眼視力がおおむね 0.6以上であること、又は両眼とも矯正視力がおおむね 1.0以上であること。
色覚
- 職務執行するうえで支障がないこと。
その他
- 胸部疾患や感染症、聴力等において、職務執行に支障がないこと。
警察官採用試験を受ける上であると有利な資格
北海道警察には資格等加点制度があり、1次試験の教養試験に資格等を加点することができます。
スポーツで全国大会出場経験
資格ではありませんが、中学校卒業してからスポーツで全国大会に出場した経験がある者。
柔剣道
柔道であれば講道館、県道であれば全日本剣道連盟認定の初段以上を取得している者。
簿記
日商簿記検定3級以上の者
語学
英語や中国語、その他の語学で検定2級以上等の資格がある者
その他
大型自動二輪車免許やITパスポートなど、警察官の職執執行に有用とされるもの。
私が北海道警察官採用試験に受かった時の資格
- 普通自動車第一種免許
- スポーツ全国大会出場経験あり
この2点のみでしたので、無理に資格を取る必要はないと思います。時間に余裕がない中、資格取得に時間を費やすくらいなら、教養試験や面接などにむけてしっかり対策を立てる方が良いでしょう。
まとめ
- 警察官になるために必要な資格はない。
- 警察官になってから必要な資格はある。
- 警察官採用試験に有利になる資格はある。
以上のことから、時間に余裕があるようであれば、普通自動車免許や警察官の職務執行に役立つ資格をあらかじめ取っておいた方が良いと言えます。
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