警察官になって一年目の給料や手当について詳しく教えます。新人巡査の給与は時給換算すると794円という結果でした。
警察官の平均年収
警察官の平均年収は約700万円となっています。階級と勤続年数により差があり、新人巡査であれば月収で約20万円+手当、警部補でその倍の約40万円+手当です。
また、大卒と高卒の給料の違いについては、最初は月収5万近く差があったりしますが生涯的にみると大きな差はありません。むしろ、高卒の方が4年間多く働くことになるため、多くもらうことになります。
ちなみに、警察官の生涯年数は、3億円以上になります。
学歴は出世に影響しない
警察官の出世のしやすさは、高卒者と大卒者で差が出ることはありません。公平な 警察官昇任試験 が出世する方法になります。
警察官の給料は、階級が上がれば上がるほど給料も上がっていくため、警察官昇任試験に合格することが給料アップに繋がります。
また、ノンキャリア組がなれる警察官の階級は警視正までとなっています。まれに推薦によって警視長へ昇任したケースもあります。実際はほとんどの警察官が警部までで終わりますが…。
試験は、とにかく勉強が大事なので、いかに勉強時間を確保するかがポイントです。
1年目の警察官の支給額と手取り
※北海道での給料を例に紹介していきます。
警察学校入校中の給与(大卒)
警察学校入校した最初の2.3ヶ月は、警備服や柔道着等を購入しなくてはいけないため、手元に残るのは5万円くらいだったりします。
まあ、どのみち拘束されて使いようはないのですが…
例.卒業時の給与
- 給料…197,500円
- 手当…地域手当等約6000円
- 支給額…約203,500円
- 手取り…約160,000円
警察学校卒業後の給与
学校を卒業して現場へ配属された警察官は、地域警察官(交番勤務)として勤務します。その際多くの手当がつくため、支給額が一気に上がります。
前職・家庭ありの人は同期と比べて、下記例よりさらに10万円くらい多いと考えてください。
例.交番勤務1ヶ月目の給与
- 給料…197,500円
- 手当…休日・夜間手当等約80,500円
- 支給額…約278,000円
- 手取り…約230,000円
例.交番勤務2ヶ月目以降の給与
- 給料…197,500円
- 手当…休日・夜間手当等約97,500円
- 支給額…約295,000円
- 手取り…約270,000円
例.警察学校卒業後のボーナス
- 支給額…429,226円
- 手取り…約360,000円
1年目の給与を時給換算すると794円
上記の金額をだけ見ると一般企業と比べると結構多くもらっています。しかし、時給換算してみるとどうでしょうか…
- 月の実際の勤務時間…10日間×34時間勤務=340時間/月
- 時給換算…手取り270,000円/340時間/月=794円/時
※1ヶ月で340時間働くには、休みなしで1日約11時間働く計算。
実は時給で考えてしまうと794円と、バイトと同じくらいになってしまいます。
もちろん、これから給与が上がっていったりボーナスが年2回支給されたりしますが、実際に勤務してみて、この時給794円が多く感じるか少なく感じるかはあなた次第でしょう…。
〇参考記事
安定はするが給与には不満
警察官は公務員なので安定していますが、激務に対して給与が低いと不満を持つ人はたくさんいます。特に若手の警察官は、給与に不満を強く感じる人が多く、退職してしまう人も少なくありません。
しかし、長い目で見れば金銭的に困ることはなく、退職金も2000万円以上は出るため、将来は安泰の職業ではあります。
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