警察官になるために必要な試験や対策、警察学校など、警察官になるまでの流れを解説します。
警察官になるまでの流れ
警察官になるためには、警察官採用試験に合格する必要があります。
キャリア組は国家公務員ですが、一般的に街で見る警察官たちは地方公務員となります。
地域によって差はありますが、警察官になって現場で働くまでの流れは上記の図のようになります。
警察学校を卒業して現場へ配属された後は交番勤務になりますが、刑事課へ行き、刑事実習を行う時期が必ずあります(大卒であれば12月頃)。
そして春先には、初任補修科生として再び警察学校へ入校することになります。
これから警察官を目指す方たちには、「また警察学校に入校しなきゃいけないの!?」と思うかもしれませんが、最初の警察学校(初任科生)を卒業したころには、再度警察学校へ入校するを苦に感じたりはしなくなっています。むしろ、現場のきつさを感じて、早く警察学校へ行って仲間や教官と話したいと思っている人も多いと思います。よほど嫌な経験をしていなければ、そんな感覚になっているはずなので、その辺は特に心配しなくてもいいと思います。
警察官採用試験を受ける
警察官になるためには、警察官採用試験に合格することが必須であり、試験は年に1.2回あります。
特に苦労せず合格した人や、何回やっても合格できない人など様々ですが、やはり能力が高い人は受かりやすいです。
例えば、柔道やスポーツで活躍した人、学力が高い人などは特技がある人は受かりやすいと言えます。
なぜなら、警察学校に入校してきた人はそういった人が多かったからです。
では特技がない人は受からないのかと言うと、そういうわけではありません。
特技がなくても、基本的な学力などがあれば、あとはやる気を見せれば良いのです。
警察官になる前もなってからも、「やる気」はかなり重要です。
このやる気が面接対策においてもかなり重要な部分になってくるのです。
私も面接のときに全力で挨拶したりすることで、やる気をアピールし、1発で警察官採用試験に合格することができました。
具体的な対策は下記記事に記載してありますのでご参照ください。
一次試験
一次試験では、主に教養試験と論文を行います。
※教養試験や論文の対策についても「【警察官採用試験】1発で合格したときの5つの対策方法!」に記載してあります。
二次試験
二次試験では、体力試験と面接がメインですが、入れ墨などがないかなどの身体検査もあります。
この試験に合格すれば、警察官になることができ、春採用であれば4月から警察学校へ入校することになります。
必要な資格
警察官になるために必要な資格は特にありません。
警察官になってから必要になる資格はありますが、みんなで入校中に取得することになるので何もしておかなくても問題ありません。
ただ、普通自動車免許(マニュアル)は、入校中に取得済みの人とは別で取ったりしなければいけなくなるので、入校前に取得しといた方が楽です。
資格に関してはこちら
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警察学校入校
無事警察官採用試験に合格することができれば、警察学校へ入校することになります。
大卒であれば6ヶ月間、高卒であれば10ヶ月間の入校となります。
警察学校では、いろんな規則の下、生活することになりますが、イメージが湧かない人も多いと思います。
学校では実際にどんな生活をしているのか下記の記事で記載していますので、入校前に1度見て頂けるとある程度のイメージを持ってスタートできると思います。
警察学校の規則
警察学校の規則には下記のような規則があります。
- 1ヶ月間外出禁止
- スマートフォンや携帯電話の使用禁止
- 車の運転禁止
- 男女交際禁止
- 飲酒・外出・外泊届は必須
他にも細かな規則はたくさんありますが、入校中のごく短い期間なので、大きな負担にはならないかと思います。
警察学校を辞める理由
現場へ配属
警察学校を卒業すると、配属先によっては警察学校が天国に感じる程の生活が始まります。
現場では地域警察官として交番で活動するため、三交代制の当直勤務となります。
この当直勤務が、非番日には帰宅することができず、1度に34時間くらい働くこともよくあります。
三交代制勤務や、現場での実際の生活については、下記記事に詳細を説明していますので、警察官を目指す方は、ぜひ見ておいた方が為になるでしょう。
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