【警察官は激務!?】警察官を辞める8つの理由

公務員でありながら離職率が高い警察官。なぜ辞めてしまうのか、経験をもとにその理由を解説します!

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警察官を辞める8つの理由

1.仕事が合わない

警察官の被害者や加害者への対応の仕方に疑問を持ったり、交通取り締まり時に違反者から理不尽な文句を言われたり等を経験し、自分は向いていないと思ってしまう新人警察官がたくさんいます。

1度自分は警察官に向いていないと思ってしまうと、他の様々な場面で向いていないと思うことが増え、結果的に辞めてしまう人が多いようです。

2.転勤が多い

警察官は基本的に転勤族であり、3~4年程度で転勤となるため家庭を持っている人は、家族のために辞める人が多いです。子供がいる場合は高い頻度での転校、あるいは別居生活ということになってしまうため、家庭生活がうまくいかない警察官も多いです。

また、マイホームを持つことも難しいです。せっかく購入しても、転勤が決まると家を手放さなくてはならないからです。

一応、私の知り合いの警察官にも、マイホームを購入している人もいますがいずれは手放すことになってしまうでしょう…。

3.厳しい上下関係

スポーツをやっていた人であれば慣れているかもしれませんが、一般の企業と比較すると上下関係は徹底しています。強面の警察官も多く、その警察組織が出す雰囲気に耐えられず辞めていきます。

厳しい上下関係の中には、パワハラが存在しているのも事実であり処分を受ける警察官もいます。

4.遺体を扱う仕事に慣れない

警察官の職務を執行する上で、遺体を取り扱う事案は避けては通れません。綺麗な状態の遺体もあれば、数か月経過していたり、原型を留めていない状態の遺体もあります。

また、状態の悪い遺体が制服等に触れてしまうと、何度洗濯してもにおいが取れなくなるため、苦い思いをする警察官もたくさんいます。

私も現場に出て間もないころ、隣のロッカーにいた同期の警察官が、耐刃防護衣ににおいをつけてしまい、毎日隣からにおいがしてきたという時期もありました。

こういった遺体の扱いにどうしても慣れないという警察官が毎年存在し、辞めてしまいます。

5.労働時間が長いため

地域や部署にもよりますが、地域警察官(制服を着て交番にいる警察官)の場合、当直が終わり非番を迎えたら、当直時の事案の事務処理があります。忙しい地域では、この事務処理にも時間がかかるため、非番日の夕方まで帰れないこともよくあります。地域警察官の当直時の労働時間で言うと、26~35時間ほどです。

当直開始から約30時間以上の勤務になることが多いため、疲労は大きいです。刑事の人は日勤と当直がありますが月に数回しか休めない人もいます。

非番の日に、消防士のように9時~10時に帰れることはほぼありません。ほとんどの人が早くてもお昼を過ぎます。

非番日は主に事案の書類作業があり、上司の確認等も必要になります。意外とその確認に時間を取られてしまいます。

 

最近は働き方改革もあり、なるべく早く帰れるように取り組みはされていますが、事件がある限り仕事は減らないため難しいところです。

6.重労働の割りに給料が安い

昇進して階級が上がっていけば給料はそれなりにもらえますが、昇進する人は限られているため、給料に不満を持つ警察官は多いです。長時間重労働の割りに時給換算するとバイトより少ない時期もあるためやる気をなくす人もいます。

※実際の新人警察官の給与と手当はこちらをご参照ください。

7.仕事が激務

過酷な事件対応や何時間にも及ぶ真夏・真冬の交通整理、住民からの理不尽な文句など幅広い内容の仕事があります。命に係わる仕事も多く、肉体的にも身体的にも負担は大きいです。

また何年経っても勉強の毎日であり、覚えることの多い仕事です。そのため警察官の終わりの見えない激務の未来に絶望し退職してしまうようです。

※具体的な激務の理由についてはこちら

8.自由がなく日常の制限が多い

警察学校卒業したばかりの巡査は、寮に入らされることが多いのですが、寮では門限があります。

外泊は警察署にて上司の許可が必要になりますが、必ず許可されるわけではありません。寮を出ることが出来た後も、各方面を出る際には許可が必要であり、安易にドライブに行くこともできません。一般人のように自由に休日を楽しむことは難しい言えます。

また、交通事故などが起きた時も報告書を書かなくてはいけないため、日常から気を抜かないようにする必要があります。

まとめ

1つの理由で辞める人もいるが上記であげた理由が重なり辞める人が多いです。「激務なのに自由な時間もなく、給料も高くない」等は、警察官を辞める人からよく耳にする理由です。

私の身の回りの警察官では、辞めたいと言ってる人や家庭があるから仕方なくやっている人、家にいる時間が少ないため家族にあきれられているという人などがいました。特に刑事に多くいました。

以上の8つの理由が公務員でありながら離職率が高い理由と考えられます。これから警察官を目指している方は、警察学校へ入校して辛い7つのことについても書いているので参考にしていただければと思います。

ちなみに私自身が警察官を辞めた理由はこちらです。

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