警察学校入校して辛い7つのこと

警察学校は厳しく辛いところだと言われていますが、どんなことが辛いのかわからないことも多いと思います。そこで、私が実際に学校に入校して感じた7つの辛いことを紹介します。

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1.自由がない

まず1番に感じるのは自由がないことです。入校時に携帯電話やスマートフォンを教官に提出することになるため、自身で携帯しておくことができません。そのため、自由時間には、寮に設置されている公衆電話を利用する入校生たちで行列ができます。

スマートフォン中心となっている現代の若者にはかなりストレスとなるでしょう。しかし、最近ではスマートフォン使用における校則が緩くなっている傾向があるため、もしかしたら自由に使える時代もくるかもしれません。

 

また、最初の1か月間は外出することができません。土日は自宅への外泊も許可されるようになりますが、基本的に市内で大人しく実家で過ごす程度の外泊であり、自動車の運転もできません。

遠方から来ている人は実家に帰ることもできないため、学校で過ごすか外出して学校に戻ってくるかという生活になります。

入校中は勉強、訓練などが基本的な過ごし方となり、自由に憧れること人も多いです。

2.全寮制の集団生活

入校中は同期の警察官と常に行動し、寝るとき以外は1人になることはほぼありません。朝起きて同期と一緒に身支度を済まし、すぐ朝の点呼へ向かいます。授業も食事も常に一緒に過ごすため、集団生活に慣れていない人には非常にストレスとなります。

3.勉強

警察学校では大きなテストは2回、小テストは頻繁にあります。テストの結果が悪いと連帯責任のペナルティが課せられ、班員に恨まれることにもなります。

そのため、自由時間に猛勉強しなければならず、勉強嫌いには地獄のような生活となります。自由時間に自由に過ごせるのは半分程度の時間であると思っていいでしょう。

4.訓練による肉体への疲労

日中は柔剣道や逮捕術などの術科訓練があり、犯人逮捕の技術を磨いたり、肉体を鍛えたリします。また怪我する人も多いです。普段から運動している人でも、使う筋肉が違ったりするため非常につらい訓練となります。ちなみに柔道と剣道はどちらか1つを選択することになります。

個人的には、柔道の訓練が肉体的負担が一番大きかったです。相手を抑え込んだりする際など、指先から全身まで使うため、消耗が激しく、本気でやればやるほどひどい筋肉痛に襲われます。極度の疲労状態で、他の授業をこなさなければいけないのがなにより辛かったです。

投げ技や寝技の練習後にひたすら連続で組手を行い、最後は筋力トレーニングを行いますが、終わった後は顔があざだらけで爪から出血するなども日常茶飯事です。

また、夜の自由時間もランニングや筋トレを行うため文系の人にはつらい日々となります。

5.長時間の直立

基本的に警察官は長時間の直立姿勢での静止等が多いです。行事にもある通常点検等は、全員が揃った動作や静止を行う必要があるため、長時間の練習が必要となります。

訓練中は屈伸する程度の休みを与えられるだけであり、体の節々が痛くなります。地味だが、「なぜ、こんなことしているのだろう」と徐々に精神的に負担がかかってきます。

暑い環境で立ちっぱなしや動かないというのは、術科訓練よりきつく感じます。

6.教官がこわい

教官は声が大きく、威圧感があるため、学校内は異様な空気があります。多くの人は教官に怯えながら過ごします。私も「はあ、怒られる…」と思いながら過ごしていました。

しかし、威圧にも負けない精神力がついたり、入校生の成長に合わせて教官も優しくなっていくので、学校生活の後半にはかなり余裕がでてきます。

辛く感じるのは最初の数か月ですが、最初は本当に緊張します。

7.覚えることが多い

法律の知識はもちろん、けん銃の使い方や学校内のルール、教官に申告するときの文言など日常のすべてに覚えなくてはいけないことがあります。毎日のように新しいことを覚えていると言っても過言ではないくらい覚えることが多いです。これは、学校を卒業してからも言えることですが、警察官は覚えることは非常に多い職業です。

警察学校での実際の生活を教えます!

下記記事で警察学校での実際の生活を時間ごとに詳しく解説していますのご参照ください。

まとめ

警察学校における辛いことは人それぞれであり、勉強に慣れている人であれば勉強が苦に感じなかったり、体育会系の人には、トレーニングが苦に感じなかったりするため全てのことが辛く感じるとは限りません。

しかし、一般企業等に比べれば、辛いことが多く、精神的・肉体的負担は多いため、入校中に辞めるひとは毎年一定数います。

ただ、警察学校は辛いことばかりではなく、体育大会などの楽しいイベントなどもあります。
※下記記事参照ください。

警察学校を辞める8つの理由

警察学校を辞める8つの理由については下記記事をご参照ください。

コメント

  1. せいな より:

    公衆電話を使える時間は自由時間の中でも限られていますか?

    • ポリ海道くん ポリ海道くん より:

      使用時間の規定はありませんが、多くの警察学校では最初の1カ月間、スマホ等の使用ができないため公衆電話を利用しようとする人で行列ができます。そのため、空気を読んで長時間利用する人はあまりいません。個人的な感覚になりますが、だいたい5分以内の人がほとんどだと思います。10分いけば長いと思われるレベルです。

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