公務員なのに警察官がブラックだと言われる6つの理由を解説していきます。
警察官はブラックなのか
そもそも地方公務員である警察官は、本当にブラックなのかというと、文句なしで”ブラック”と言えるでしょう。
警察官は特殊な職業でもあり、覚悟がない人ではすぐに辞めてしまいます。
また、公務員の中でも手当が多くつくため、給料が良いというメリットもありますが、殉職する可能性があるというデメリットもあります。
それでは警察官がブラックな理由を紹介していきます。
①勤務時間が長い
残業は100時間当たり前
交番警察官などの場合、三交代制勤務(当直・非番・労休を繰り返す)のため、当直が終わり非番を迎えたら、事案の事務処理があります。忙しい地域では、この事務処理にも時間がかかるため、非番日の夕方まで帰れないこともよくあります。実際の労働時間は26~35時間ほどです。
当直開始から約30時間以上の勤務になることが多いため、疲労は大きいです。
月の残業100時間越えというのは、警察官の中ではよくある当たり前のことです。
ただ、残業も少なく、平和に働いている警察官も一応存在します。
サービス出勤
警察官は残業だけではなく、サービス出勤をすることもあります。
交番勤務の警察官より刑事の人たちがよくサービス出勤していること多いです。
刑事は通常日勤勤務ですが、当直もあったり、残業・サービス出勤もかなり多いため、月に数回しか休めない人もいます。
サービス出勤とは別に、災害や大事件などがあった時は、休みなく働き続けたりすることもあります。
②仕事内容がきつい
警察官の仕事には、きつい肉体労働や、何年もやって慣れないと難しい膨大な書類作業があります。
凶悪犯との対峙だけではなく、悪天候の中での長時間交通整理や休みが一切ない事案対応など、かなり肉体的疲労が大きいです。
また、遺体の扱いや一般人からのクレームなど、精神的負担を感じる事案もたくさんあります。
また、疲れ切った後の非番での書類作業はさらなるダメージを体に与えます。
刑事より交番警察官の方が、まだ休みが取れるので、刑事は激務と言われることも多いです。
警察官の激務な理由について興味がある方はこちら
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③新人警察官の給料は割り合わない
警察官は公務員の中でも手当が多くつくため、給料は良いほうですが、業務量に対して納得いかないない人もいました。
特に巡査は1番給料が少ないため、割りに合わないと感じている人も少なくないようです。
私も実際に警察官1年目の給料と勤務時間で時給計算してみましたが、結果は時給794円でした。
※給料については下記記事ご参照ください。
④厳しい上下関係やパワハラ
警察組織は縦社会であり、厳しい上下関係があります。
スポーツをやっていた人であれば、ある程度は耐性がありますが、そうでない人にはかなり厳しい環境と言えるかもしれません。
また、パワハラなどもよくあります。
報道されたりすることもありますが、現実にはもっとあります。
一応パワハラなどの対応はしてくれますので、だいぶ働きやすくはなっているかと思います。
⑤転勤が多い
3~4年程度で転勤となることが多く、家族のために辞めるという人も多いです。
子供がいる場合は高い頻度での転校、あるいは別居生活ということになってしまうため、家庭生活がうまくいかない警察官も多いです。
また、マイホームを持つことも難しいです。せっかく購入しても、転勤が決まると家を手放さなくてはならないからです。
転勤の詳細は下記記事をご参照ください。
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⑥プライベートが制限される
警察官は、プライベートで問題を起こしたときに、不祥事としてメディアに取り上げらてしまうことが多いため、プライベートが制限されたり、規則が設けられたりすることがあります。
- 新人は車などの購入を制限されることがある
- 新人は門限や飲酒制限が設けられることがある
- 旅行や宿泊は事前の申請が必要
- 決められた地域を勝手に出ることは許されない
- 法律に関することは一般人以上に厳守 など
警察官のメリット・デメリット
警察官のブラック要素を記載したこの記事を読むと、警察官になるのが怖くなる方もいるかもしれませんが、警察官になるメリットもありますので、警察官になるか迷っている方は下記記事もご参照下さい。
警察官はやる気がある人が集まって残っていく職業なので、上記であげたブラック要素を耐え抜いていく人は意外と多くいますよ。
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