元看護士が現行犯逮捕!老人ホーム利用者から通帳・印鑑盗んだか

令和2年3月28日、札幌市中央区にある有料老人ホームで、同施設元看護士の60歳女が入居中の97歳男性の部屋に侵入したとして、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕された。

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概要

令和2年3月28日、札幌市中央区にある有料老人ホームで、西区に住む同施設元看護士の60歳女が入居中の97歳男性の部屋に侵入したとして、建造物侵入の疑いで現行犯逮捕された。
女は同月22日、男性に金庫を開けさせ通帳や印鑑、現金1万5千円を盗んでいたとされる。

同年3月28日、女は22日に盗んだ通帳と印鑑を返すため、再びこの男性の部屋に侵入し、金庫を開けさせようとしていたところを副施設長が目撃したことで事件が発覚した。

女は同月16日まで施設に勤務しており、男性は「職員だから開けてしまった」と話している。
調べに対して女は「盗んだ通帳と印鑑を返しに来た」と容疑を認めており、警察は動機などを詳しく調べている。

管理人の解説

施設の看護師であり、被害者の認知機能などを把握できているはずですので、そういった点を見極めて犯行に及んだ可能性は十分に考えられます。
今回はおそらく通帳と印鑑があっても引き落とすことができなったため、そのまま返しにきたのでしょう。

今回の事件は窃盗事件に思える内容でしたが、建造物侵入で現行犯逮捕となった理由は、あくまで現行犯逮捕できた犯罪は建造物侵入だったということです。
現行犯逮捕をするためには以下の要件があります。

・犯罪と犯人の明白性(犯人が犯罪を行ったことが明らかである)
・時間的・場所的接着性(犯行後30~40分以内)
・逮捕の必要性( 逃亡又は罪証隠滅のおそれがある )

つまり、通帳・印鑑、現金を盗んでからは、数日経っているため、現認できた建造物侵入でしか現行犯逮捕はできなかったということです。

通帳・印鑑、現金を盗んだ行為については、今後の捜査で決まっていくでしょう。

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