自身、あるいは身内や交際者が警察官になると、ストレス等が心配になる方もいるのではないでしょうか。
そんな方たちのために、警察官になるとどんな事が原因でストレスが溜まるのか紹介していきます。

気が休まらない
交番勤務中は、いつ事件が発生して無線が流れるかわからないため、慣れないうちはなかなか気が休まりません。
ご飯を食べている途中や事件の処理が終わってすぐ等、全く休む暇なく対応に当たる可能性もあります。
夜までご飯を食べる暇がないなんてことも地域によってはよくあります。
肉体的疲労の中、いつ来るかもわからない無線の指示は、慣れない新人警察官にはなかなか大変です。
当直勤務後の書類作成
激務の当直が終わり、警察署に戻ってきてもそこから書類作業が始まります。
前日発生した事件・事故の書類作成や、抱えている事件の書類作成などに追われ、そのまま夜まで残業なんてこともよくあります。
刑事などが作成することになる書類は、1つの事件に対して何百枚もの量になったりするためかなり過酷な労働といえます。
また、犯人を逮捕した場合、基本的に48時間以内に送致しなければならないため書類作成などの手続きを急いで作り上げなければなりません、
現場での活動よりも、書類作業のほうがきついといえるでしょう。
上下関係によるストレス
警察は完全な縦社会の組織であるため、慣れない人には厳しい上下関係がストレスになります。
厳しい部活動などに慣れている人でも、上司と接したりするときは緊張したりしますので、苦労する人は多いのではないでしょうか。
基本的には警察学校でも上下関係を学んできますが、率先して動けない新人は現場の警察官からは良く思われませんので、そこで気疲れする人は少なくありません。
理不尽な暴言
現場で活動していると、一般人から理不尽に罵声を浴びられることはよくあります。
交通違反者や被害者などから、もの凄い勢いで言われます。
基本的には罵声の内容がおかしいので、あまり気にしていない警察官も多いですが、新人や苦手な人はストレスを感じてしまいます。
ちなみに相手が被疑者であれば、物凄く怒って言い返します。
自由の制限
ベテランの警察官であれば、警察学校や新人警察官よりも自由がありますが、それでも勝手に地方に出て旅行やドライブに行ったりしてはいけません。
最初のころはとにかく制限される事が多く、強制的に警察官の寮へ入れられることもよくあります。
寮内では門限があったりしますので、なにかと不自由です。
また、一般の方であれば、切符を切られたりしても「やられた」などで終わりますが、警察官は処分受けたり等、かなりめんどくさいことになります。
一般の方よりも自由が少なく、警察官としての自覚を持った行動が常に求められますので、慣れないうちは疲れてしまいます。
家族からの不満
地域によって差がでますが、刑事などになると休みがかなり少なくなるため家族に呆れられしまう人がたくさんいます。
本人も本当はやりたくないのですが、家庭があるため簡単に辞めることができないという思いと、家族からの不満と多忙業務が大きなストレスを与えてきます。
そのため、家庭を優先して退職する警察官も少なくありません。
やる気のない上司
警察官の中には、やる気がなく全然仕事をしない人が若干ですが存在します。
しかもベテランに多く、本人にはっきり言うことができません。
そんなやる気のない警察官と同じ交番勤務等になってしまうと、かなりの不満が溜まり、ストレスとなるでしょう。
仕事の負担も大きくなってしまうため、大変な勤務となってしまいます。
まとめ
- 気が休まらない
- 当直勤務後の書類作成
- 上下関係によるストレス
- 理不尽な暴言
- 自由の制限
- 家族からの不満
- やる気のない上司
警察官になると、上記以外にもさまざまストレスを感じて退職してしまう人は少なくありません。
勤務時間も長く、激務と言われていますので、強い精神力が必要となってきます。
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