【交番勤務】警察官の仕事内容を詳しく教えます!

警察官が犯人を逮捕したり、交通違反者を取り締まったりしているのはご存じだと思いますが、それ以外にもどんな仕事内容があるのか、交番警察官の仕事内容を詳しく解説していきます。

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学校卒業後は交番勤務

警察官採用試験に合格し、警察学校での訓練を終えたほぼ全ての新人警察官は、地域課の交番勤務から始まります。

※交番勤務の流れ等については下記記事をご参照ください。

警察学校に入校してから6カ月後、あるいは10カ月後には交番勤務が始まるわけですが、実際どんな仕事内容なのかいまいちわからないですよね。
私もそうでした。

わからないまま警察官になって、後で後悔するよりも、最社からどんな仕事内容があるのかきちんと確認し、自分に向いているのかどうかなどを確認しておいてほしいと思います。

交番警察官の仕事内容

①事案対応

警察に通報があった場合、近くの警察官が現場へ駆け付けますが、その内容は重大事件から対応不要なものまで多種多様となっています。
基本的には下記で紹介する内容を1当直で行います。

落とし物の対応

交番勤務の警察官は、拾得物・遺失物の処理をよく行います。
基本的な仕事の一つであり、難易度も低い仕事内容です。

自動車の事故処理

新人警察官でも、わりとすぐに対応したり、書類を作成したりします。

大きな事故であれば、たとえ真冬の吹雪の中であろうと何時間も交通整理を行ったりしますので、体力は消耗します。
物損事故の書類自体は2~30分もあれば作成できるようになりますが、多い日だと10件以上対応することもあり、他の仕事もあるため、非番日に帰れないということになってきます。

変死

基本的に病院以外で人が亡くなっていた場合には、事件性がないか調べるために警察が対応します。

また、よく遠方の家族から連絡が取れないので様子を見にいってほしい等の依頼があって確認しにいくと亡くなっていたということもあります。

検死に関しては、交番警察官が行ったりすることはありません。

刑事事件の対応

暴行・窃盗事件などの対応を行いますが、現行犯逮捕というよりは、すでに犯人が立ち去っている場合の方が多いです。

現場では被害者から聞き取りを行い、現場の状況をカメラで撮影したりします。

動物の保護

迷い犬などを保護しにいくのも交番警察官の仕事の一部となっています。
それ以外にも、鳥等の死骸を回収したりすることもあります。

ごみ・嘔吐物の処理

ごみが捨てられている旨の通報があれば、警察官が拾って掃除をしたりもしています。
私自身も現場に出てすぐのころに、排水溝に体を突っ込んでごみを回収したりしたのを覚えています。

警察官は意外と汚れる仕事は多いのです。

迷惑駐車

匿名で迷惑駐車をなんとかしてほしい旨の通報があり、対応にあたることは多いです。

ちなみに駐車禁止区域での駐車であれば、駐車禁止の処理を行いますが、敷地内での駐車などであれば、警察はなにもできないため、広報して運転手に移動するように呼び掛けるだけで精一杯です。

取り締まり

事案がなければ、携帯電話やシートベルト、一時不定止などの取り締まりを行います。

よく逆切れされて暴言を吐かれたりする仕事です。

巡回連絡

こちらも事案がなければ、積極的に巡回連絡カードの作成にあたります。

パトロール

公然わいせつや空き巣などの事案が多発している地域で、犯罪の抑止のためにもパトロールを行います。

地域の方からもパトロールしてほしい旨の依頼がきます。

②書類作成

警察官の仕事で、1番きついといっても過言ではないのがこの書類作成作業です。

事件の数だけ書類があり、しかも刑事事件などは書類の量がものすごく多いです。(刑事が作成します)
書類の書き方を覚えるのも大変なうえ、一般会社以上に誤字脱字は注意しなければいけません。

交番警察官が非番日に帰ることができないのは、この書類作業のせいで、1回の当直で35時間以上の勤務になったりするのが現実です。

③署内の掃除等

新人警察官の仕事して、毎朝警察署の掃除やお茶出しなどがあります。

これは警察学校の時にも訓練されるので、とくに困ることはないかと思いますが、出勤時間は早くなります。
だいたい当直の日は、朝の7時過ぎには出勤しているところがほとんどなのではないでしょうか。

④非番日に呼び出し・自主参集

有事の際は、非番日に呼び出されたり、災害時には自ら駆け付けたりしなければいけません。
もちろん、家族よりも優先してです。

頻度的にはかなり少ないですが、1.2年に1回はあると思っておいてください。

交番警察官は何でも屋

地域課に所属する交番警察官の仕事は多種多様で、何でも屋となっています。

上記で挙げた仕事内容以外にも、道を教えたり少年を補導したりなど、様々な事案がありますので、幅広い知識や対応力が求められます。

一番苦労するのは書類作成で、テレビで見るような現場対応だけではありませんので、しっかりと警察官の現実を知っておいたほうが良いでしょう。

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